上杉謙信のホロスコープ

■上杉 謙信/長尾 景虎（うえすぎ けんしん/ながお かげとら）
　享禄3年1月21日（1530年2月18日）
　春日山城（かすがやまじょう）＝新潟県上越市生まれ
　出生時間は不明なので、仮に正午で設定

太陽と火星にその性格がよく出ています。太陽は水瓶座11度『沈黙の中で人生を変える霊感を得る男』ですので、直観を重んじ、禅を学んだり坊主になろうとしていたのがわかります。
火星は牡羊座20度『冬、小鳥に餌をやっている少女』です。優しいシンボルですが、牡羊座の火星ですので一本気で強い意志を持っていたのでしょう。またコズミック･シンボルが『草薙の位』なので、これは天に忠誠を誓う姿勢ですので、毘沙門天を敬っていたのですね。

水星が山羊座18度『イギリス軍艦から翻るユニオンジャック旗』ですので、毘沙門天の「毘」を己が旗印としていたのですね。またコズミック･シンボルが『ディクタトール』なので、征服者といったところでしょう。火星と90度ですので、短気で思慮深さに欠ける面はありますが、むしろ行動力・瞬発力の素早さとして活かしていたのだと思われます。

木星と土星と冥王星が120度ずつの配置を組んでいます。これはグランドトリンという強力な吉座相です。流通を整備して国を発展させた謙信様の持ち味が出ている配置です。

生涯不犯（未婚）を貫いたという謙信様の恋愛・結婚運は……Juno（恋愛・結婚の傾向を示す小惑星）が魚座28度『入り乱れて生い茂った植物園』ですね。若かりし日々は華やかな場所に遊びに出かけることが好きではなかったといいますし、きっと入り乱れて生い茂った女性関係を作っていたことでしょう。
ですが、太陽と45度を形成していますので、気軽な関係は作れても生涯の結婚には恵まれなかった、もしくは誤解を生みやすく望みどおりの結婚ができなかったという面はあるのだといえます。
（実際に鑑定していても、Junoと太陽が凶座相を組んでいる方は、恋愛・結婚運が良い方はあまり見ません。また『生い茂った～』のシンボルを惑星でお持ちの方は、なにかゴチャゴチャしていたり、部屋が整理できなかったりします）



今回、時間が不正確だったためにAsc－Desライン（自分の性格とパートナー関係の傾向を示すファクター）やMc－Icライン（仕事と環境面の傾向を示すファクター）、幸運点、殃星、Ｚ星などのファクターそして室の区切りが不正確だったため、不確定要素が多くありましたが、それでも上杉謙信様の運命の傾向を読み取るには十分でした。

もし時間が正確に分かったら、もっと精密な鑑定ができたことと思います。


なお今回の鑑定は、上杉謙信の伝記や逸話を批判・否定するものではなく、あくまでホロスコープを元に客観的に鑑定した結果であるということを最後に付け加えておきます。

Ｚ占星術～ザイクス・よろづの運命鑑定から転載

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