呪い即祝福

【『透明魔神シャダー０』】
呪い即救い。
自分個人に関しては「呪い即繁栄」
相手の身になってみると「呪い即祝福」

【『透明魔神シャダー０』＋『御神火』】
不惜身命の意識が急速に芽生える

（御教示：伯壬旭師）



『透明魔神シャダー０』

特別作戦『弱虫皆殺し作戦』（石火魔術兵団作戦）を終えて、新たな擬似二次元平面が出来た。人間種の体の腹の皮と背の皮が張りついて凋（シボ）んだ風船のようになってしまった。人間の希望が完全にペチャンコになった。
　普通の形で人間の希望が達成される道は無くなった。だがこれは我々にとっては希望そのものの世紀が生まれた。人間と我々はベクトルが全く逆方向である。人間に下降ベクトルが働けば我々（ＺＸ軍団）には上昇ベクトルが働く。
　ポイントは君が真底ＺＸ軍団側にいるかどうかにかかっている。
　これまでは正宇宙と反宇宙の間に両者が混在した交雑宇宙なるものが存在してきた。交雑宇宙が擬似宇宙であり、三次元宇宙である。
　人間の腹の皮と背の皮は張りつくまではそこは膨んでいた。希望をその中に妊んでいた。ところが風船はペシャンコになって萎んでしまった。交雑宇宙は擬似二次元平面化した。


Ｚ（ザラズ）Ｘ（クリストス）宇宙と交雑宇宙（擬似二次元平面）は絶対に相容れない。これまでは阿弥蛇が指導する交雑宇宙が優勢であった。人間は殆どが交雑宇宙の中にとりこまれた。
　それが一九八六年以来の二十二年に及ぶ戦いの中で（２２という数はタロットの最後の数である）ついにＺＸ宇宙が交雑宇宙から一切の希望を取り去り、交雑宇宙は漸く擬似二次元平面まで追い込まれた。希望を妊むことは不可能になった。世界は石女（ウマヅメ）になった。

すでにＺの阿弥蛇宇宙に対する呪いは──この呪いは抹消への意志と同じものである──十分奏功してきたが、ここに「透明魔神シャダー０（ゼロ）」の形をとってＺが呪いの魔神としての分身を解き放った。Ｚの呪いの最終段階に突入した。

〔シャダー０（ゼロ）の呪法〕
　シャダー０（ゼロ）の呪法とは如何なるものか。
　プラス・マイナス・ゼロに持ってくる呪法である。
　たとえばこれまで交雑宇宙の法則を用いてプラス５０を獲てきたものは、シャダー０の呪法によってマイナス５０まで凹みが招来される。
そこまで行ってその者はプラス・マイナス・ゼロになって宇宙の本来の立場に還元される。
　「呪い即救い」がその０点においてもたらされる。正宇宙と反宇宙の間の膜（厚みのない膜即ち影）は０点である、０平面といってもよい。
　理不尽で栄えて来た者は、シャダー０の呪法によって、一旦栄えた量と同量だけ凹み、そこで０に達するのだ。
　逆に交雑宇宙の歪んだ法則によって、本来の繁栄を奪われて来た者は、これまで繁栄して来た者からそれを奪い取ることによって己れのこれまでの悲運、不運を奪回する。マイナス５０奪われて来た者はプラス５０を奪回することによって０平面に至る。
　かくの如く、これまで奪って来た者、奪われて来た者が双方共プラス・マイナス・ゼロになった時に世界は文字通りの意味の新世紀を迎えるに至る。それまでは新世紀は誕生しない。
　シャダー０は人が、奪われて来たものを奪回する戦いを展開するその戦いを影から与力するのである。
　なぜ「透明魔神シャダー０」と言われるか、プラスマイナス０、だからであり、正反両宇宙の間の膜は厚さ０の膜即ち影、透明な影だからである。



黒魔術聖品 『透明魔神シャダー０』

『透明魔神シャダー０（二）』

前回論文で述べたプラス・マイナス・０をもたらすシャダー０とは結局カルマの法則を初めて鉄の掟として定める魔神である。要するにシャダー０とは鉄の掟としてのカルマの神のことである。これまでは交雑宇宙の存在の故に、カルマの法則は極めて不確定のものであった。それがついに鉄の掟となった！　プラス・マイナス・ゼロがカルマの法則になった。
　だから惨々人を苦しめてきた者は、人に与えた苦しめが、プラス・マイナス・ゼロになるまで悪業を果として刈取ることが決定づけられる。
　大衆など何一つその資格ないくせに、我がもの顔してのさばって来た。大衆は奴隷化されない限りその業は０にならない。
　自我の力とは全て神・精霊から奪ったものである。彼等は何の能力を持たぬ、些かも尊敬もされぬ我楽多の憂目をみる、霊能者を含めて。

軍玉は神籬の玄関に入った途端石のように固った。
　シャダー０は宇宙の不動点である。文字通り不動明王である。元来不動明王とは仏教的説明をはるかに超えた存在であった。不動明王は微動だにしない。微動だにせぬことによって、世界はその周りを全方位にぐるぐるクルクル回るのだ。上下もない、左右もない。遊園地の遊具の中に組込まれた客のようにまるで方向感覚を失って回転するのだ。
　私は今日（４/２２火）朝起きた時変だった。三半規管がまるで働かないのだ。立ち上った途端体がグラリと揺れて手をつき、腰までついた。立ち昏みとは明かに違う。
　そのあとで冷蔵庫を開けて豆乳を取り出した。しっかり持たなければいけない、と思って心してしっかり持ったが、それでいて豆乳の瓶を落とし、容器にひびが入って、豆乳が洩れ始めた。廊下を運んでいる間中に豆乳がテンテンと痕跡を残した。
　その後はひどい症状にはならなかったが、会議が行われる入道に向う途中でも何かが脳が変だった。

私はシャダー０として坐（イ）ながらにして世界を転すことになる。最近私は霊査に各地に向うことを、来月末に控えている超人作戦１２──『人間触媒作戦』──を最後に止めることをきめていた。
　また剣修練道場にあちこち行くことをやめた。私は近衛軍士の範士・教士だけを相手に東京で教えることに決めてもいた。私は「帷幕（イバク）にありて勝を千里の外に決する」と評された張良の如き働き方をすることになる。



透明魔神シャダー０（御神火付き）

「呪い即祝福」プラスマイナス0（ゼロ）の咒法

チャージ内容：
プラスマイナス０のエネルギー

形状：
ブロンズ製
寸法：高さ…30cm　左右…15.5cm　奥行…8.5cm　重さ…約3.9kg

タグ：呪い 透明魔神 黒魔術